Webサイト制作において、HTMLの構文チェックや見出し構成、OGP設定の確認、ピクセル単位のデザイン調整など、細かいチェック作業は欠かせません。
特にアーツビーではデザインカンプに対する精度の高いコーディングを基本としているため、Google Chromeの拡張機能を活用しています。
ここでは、Web制作者が業務で実際に使用している便利な拡張機能を6つ厳選してご紹介します。
便利な拡張機能の紹介
1. HTMLエラーチェッカー|タグの抜け漏れを瞬時にチェック
HTMLの開始タグ・終了タグの過不足を自動で検出してくれる拡張機能です。
複雑なレイアウトや構造のコーディング時でも、タグの閉じ忘れやネストのミスなどをすばやく見つけることができます。
HTML構造のエラーチェックはSEOにも直結するため、クリーンで意味のあるマークアップを心がけるうえで欠かせません。
2. HTML5 Outliner|見出し構成を一目で可視化
H1〜H6といった見出しタグの構成を確認できるツールです。
SEO対策において、正しい見出し構造は検索エンジンへの理解を助け、ユーザーにとっても読みやすいサイトを実現します。
デザインカンプに沿って見出しが正しく実装されているかを、アウトライン形式で素早く確認できるため、構造化マークアップの確認に便利です。
3. TDK Meta Checker|meta情報・OGP設定を簡易確認
タイトル、ディスクリプション、キーワード、OGP画像の有無など、基本的なmeta情報を一括でチェックできます。
SNSシェア時の表示確認やSEO対策のチェックに便利で、特にクライアントのサイト公開前の最終確認に重宝します。
ちょっとした確認であれば、このツールだけで完結できるシンプルさも魅力です。
4. SEO META in 1 CLICK|meta情報からスクリプトまで詳細表示
TDK Meta Checkerと似ていますが、こちらはより詳細な情報を確認したい場合におすすめです。
タイトルやディスクリプションはもちろん、robotsタグの設定や使用しているスクリプト(JavaScript)やスタイルシート(CSS)の情報まで表示されます。
サイト全体のSEO設定や構成を深く掘り下げて分析したいときに使用しています。
簡単な確認はTDK Meta Checker、詳細な分析はSEO META in 1 CLICKという使い分けがおすすめです。
5. Window Resizer|レスポンシブ対応を画面幅で確認
指定したピクセル幅にブラウザの表示領域を瞬時に変更できるツールです。
たとえばデザインカンプが1440px幅で作成されている場合に、そのサイズでコーディング確認したいときに非常に便利。
スマホ、タブレット、PCなど複数のブレイクポイントでの表示確認が効率化され、レスポンシブWebデザインの実装には欠かせません。
6. PerfectPixel|ピクセル単位で正確なコーディングを
この拡張機能は、ブラウザ表示上にデザインカンプ(画像)を重ねて表示できるツールです。
これにより、デザインデータと実際のHTML・CSSの表示をピクセル単位で比較・調整できます。
特に余白やフォントサイズ、配置のズレなど、細かなチェックに最適で、「デザインを忠実に再現したい」というニーズに応えます。
私たちの現場では、Window Resizerとセットで常に使っています。
まとめ:便利な拡張機能でWeb制作の精度と効率を向上
Web制作ではHTML構文の正確性・構造の適切さ・SEO情報の最適化・デザインの再現性など、多岐にわたる品質管理が求められます。
今回ご紹介したChrome拡張機能を活用すれば、制作のスピードと品質を両立することが可能です。
札幌・石狩といった地方のWeb制作会社においても、リモートチェックやスピーディーな検収が重要な場面で、これらのツールが大活躍します。
ぜひ日々の制作業務に取り入れて、効率的かつ高品質なWeb制作を目指しましょう。